昔の暮らしを知ってみよう

歴史民俗資料館で展示している「ワラ細工」などを中心にご紹介します。

わらじ作り体験

湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」で、平成27年の8月中に4日間、わらじ作り体験を開催しています。9日(日)に8名、16日(日)に6名の合計14名が参加し、そのうち10名が小学生で、ワラを初めて触ったという子どもがほとんどでした。

湯沢町在住の小林守雄さん(84)が講師を務め、ヒモで結んで足に固定する履き物の「わらじ」を作り上げます。作り始めと仕上げは難しいので小林さんが行い、参加者はワラの編み込みを行います。作業は片足分のみで、所要時間は30分から1時間ほど。片足分がお土産としてつくので、両足分を持ち帰られます。

希望により、「足半(あしなか)」に変更も可能です。かかと部分が無く、足の半分くらいの大きさの「ぞうり」なので、簡単に出来上がり、道具を使うので作りやすいのです。仕上げるとき、鼻緒になるヒモを引っ張ると、かかと部分がクルッと絞られて、あっという間に形が出来上がります。参加者や見学者からは、「わあ、すごい」「なるほど」など、驚きの声が上ります。

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小林さんは「わら細工を作る、ということに意義がある。必ず形になるので、気軽に参加してもらいたい」と話しています。

今後は、22日(土)、29日(土)を予定。体験料金は700円。別途、入館料(大人500円)が必要ですが、8月31日(月)まで子ども料金が無料です。受付時間は、午前10時から午後2時まで。予約がなくてもできますが、予約優先です。電話:025‐784‐3965

※終了しました。ありがとうございました!