昔を知ること
歴史民俗資料館には、昔、使っていた農具(農業をするための道具)や民具(生活用品など)が展示されています。
ここで言う「昔」とは、いま、80才~90才くらいのおじいさんおばあさんが、子どもの頃くらいのことです。(もっと古いものや新しいものもありますが、そのくらいでイメージしてください。)
みなさんは、おじいさんおばあさんに会ったことがない人もいると思います。おじいさんおばあさんの、お父さんお母さんに会ったことがある人は、とても少ないと思います。私も、お父さんのお父さんは、早くに亡くなったので、会ったことがありません。お父さんのお父さんのお父さんにも、会ったことがありません。
でも、会ったことはなくても、必ず存在していたのです。お父さんお母さん、そのまたお父さんお母さん、そのまたお父さんお母さん…、ずっと存在していたから、みなさんも存在するのです。
昔を知ることは、自分について知ることでもある、と思います。ぜひ、昔の暮らしを知ってみてください。